歪み・色ずれのエフェクトを見比べる
映像エフェクトの分類「加工」から、絵をゆがめる・色をずらす10種(色収差・色ズレ・ノイズ色ずれ・魚眼レンズ・万華鏡・引き伸ばし・ノイズ歪み・熱揺らぎ・ベクトル場変形・ディスプレイスメントマップ)を、同じ素材にかけて見比べます。それぞれの初めの値も書きました。
- アイテムを選び、「映像エフェクト」の + で検索欄に名前を入れ、候補が出たら Enter を押します。10種とも分類は「加工」です。
- 形を弧に曲げるなら「湾曲」、波のように動かすなら「波打ち」「波紋」、真ん中をねじるなら「渦巻き」です。使い方はそれぞれの記事にあります。
- 見本は、左が元の絵、右がエフェクトをかけた絵です。初めの値のままでは何も変わらないものが多いので、値を変えて撮り、図の下に値を書きました。熱揺らぎは揺れ続けるので、動画で見せます。
色収差
レンズのにじみのように、赤・緑・青を外へずらして、輪郭に色の縁を付けます。
初めの値:強さ 1 %

左:元の絵、右:強さ 5 % 
左から、元の絵、強さ 1 %(初め)、5 %、12 % 画面の端ほど大きくずれます。初めの 1 % は小さい画面では見えにくいので、見本は 5 % にしました。
色ズレ
赤・緑・青を、決めた向きと距離だけずらします。
初めの値:距離 5 px・角度 90°・強さ 100 %・種類 赤青緑

左:元の絵、右:距離 24 px 
左から、元の絵、種類 赤青緑(初め)、赤緑青、緑赤青(距離はどれも 24 px) 色収差は外へ向かって広がるずれ、色ズレは同じ向きにそろったずれです。
ノイズ色ずれ
ノイズの模様に合わせて、場所ごとにばらばらに色をずらします。
初めの値:変形方法 移動変形・変形 X・Y 0 px・ぼかし度 0・ノイズ パーリン

左:元の絵、右:ノイズ パーリン、変形 X・Y 100 px 
左から、元の絵、ノイズ ランダム、ブロック、フロー(変形はどれも 100 px) 初めは変形が 0 なので何も変わりません。変形 X・Y を大きくするほど強くずれます。
魚眼レンズ
魚眼レンズで撮ったように、真ん中をふくらませます。
初めの値:射影 立体射影・画角 0°・拡大率 100 %

左:元の絵、右:画角 120°(射影 立体射影) 
左から、元の絵、正射影、等距離射影、等立体角射影(画角はどれも 120°) 初めの画角 0° では何も変わりません。画角を大きくするほど強くふくらみます。
万華鏡
絵を扇形に切り分けて並べ、万華鏡の模様にします。
初めの値:分割数 6・回転 0°・ズーム 100 %・中心 X・Y 0 %・適用量 100 %・ミラーリング オン

左:元の絵、右:初めの値のまま 
左から、元の絵、分割数 3、6(初め)、12 初めの値のままでも、はっきり模様になります。分割数を増やすほど円に近づきます。
引き伸ばし
決めた線のところで絵を切り、その間を引き伸ばします。
初めの値:中心 X・Y 0 px・角度 0°・長さ 100 px・範囲 0 px・中央寄せ オン

左:元の絵、右:長さ 300 px(角度 0°・範囲 0) 
左から、元の絵、範囲 0、150、400 px(長さはどれも 300 px) 見本の角度 0° では縦に伸びました。範囲を広げると、伸びる帯が太くなります。
ノイズ歪み
ノイズの模様に合わせて、場所ごとに絵をずらしてゆがめます。
初めの値:変形方法 移動変形・変形 X・Y 0 px・ぼかし度 0・ノイズ パーリン

左:元の絵、右:ノイズ パーリン、変形 X・Y 120 px 
左から、元の絵、ノイズ バリュー、セルラー、マーブル(変形はどれも 120 px) 初めは変形が 0 なので何も変わりません。ノイズの「移動速度」「変化速度」を 0 以外にすると、ゆがみが流れるように動きます。
熱揺らぎ
陽炎(かげろう)のように、絵をゆらゆら揺らし続けます。
初めの値:モード 自動・温度 35・湿度 60 %・揺らぎの強さ 50 %・揺らぎの細かさ 100 %・流れの速さ 10・うねりの速さ 10・揺らぎの方向 90°
左:元の絵、右:熱揺らぎ(モード 手動・揺らぎの強さ 200 %)(くり返し)・押すと一時停止 
右の動画の1コマ かけている間ずっと揺れます。モードを「手動」にすると、揺らぎの強さなどを自分で決められます。
ベクトル場変形
置いた点のまわりを、渦のように回したり、外へ広げたり、中へ引き寄せたりします。
初めの値:適用量 100 %・最大変位 200 px・積分回数 8・制御点 1つ(X・Y 0 px・放射強度 0 px・渦強度 120 px・影響半径 200 px)

左:元の絵、右:真ん中の点に渦強度 300 px・影響半径 300 px 
左から、元の絵、放射強度 +300(外へ広げる)、−300(中へ引き寄せる)、左右に逆回りの渦を2つ 初めの値でも、真ん中が軽く渦を巻きます。点は 32 個まで置けます。
ディスプレイスメントマップ
地図にした模様の明るさに合わせて、絵をずらしてゆがめます。
初めの値:変形方法 移動変形・変形 X・Y 0 px・ぼかし度 10

左:元の絵、右:地図 白黒の横じま、変形 80 px 
左から、元の絵、地図 ストライプ、ドット、市松模様(変形はどれも 80 px) 初めは変形が 0 なので何も変わりません。地図は模様(ブラシ)で決めます。