ぼかし系のエフェクトを見比べる
映像エフェクトの分類「加工」から、ぼかし系の8つ(モーションブラー・レンズぼかし・回転ブラー・放射ブラー・方向ブラー・片方向ブラー・境界ぼかし・ぼかしマップ)と、くっきりさせる「シャープ化」を、同じ素材にかけて見比べます。それぞれの初めの値も書きました。
- アイテムを選び、「映像エフェクト」の + で検索欄に名前を入れ、候補が出たら Enter を押します。9つとも分類は「加工」です。
- 普通の「ぼかし」は、まわりへ同じだけぼかします(初めの値:ぼかし度 10.0・サイズを固定 オフ)。使い方は記事「背景をぼかす・モザイクをかける」にあります。ここの9つは、動き・向き・場所に合わせてぼかすものと、輪郭をくっきりさせるシャープ化です。
- 見本は、左が元の絵、右がエフェクトをかけた絵です。初めの値のままでは違いが分かりにくいものは、値を変えて撮り、図の下に値を書きました。モーションブラーは動いている間だけ効くので、動画で見せます。
モーションブラー
アイテムが動いている間だけ、動いた向きにぶれを付けます。
初めの値:ブラー量 50.0 %
上:モーションブラー(ブラー量 100 %)、下:かけない(くり返し)・押すと一時停止 
右へ動いている途中の1コマ。左:かけない、右:ブラー量 100 % 止まっているアイテムにかけても何も変わりません。見本は、同じ速さで右へ動かした2つのうち片方にだけかけ、ブラー量を 100 % にしました。
レンズぼかし
カメラのピンぼけのように、丸くにじませてぼかします。
初めの値:ぼかし半径 10.0 px・明るさ 100.0 %・輪郭強度 2.0・品質 16.0

左:元の絵、右:ぼかし半径 60 px(ほかは初めの値) 
左から、明るさ 0・輪郭強度 0/明るさ 100・輪郭強度 0/明るさ 100・輪郭強度 2(どれもぼかし半径 100 px) ぼかし半径が大きいほど広くにじみます。初めの半径 10 px では差が見えにくいので、見本は 60 px にしました。
回転ブラー
中心のまわりを回る向きにぼかします。
初めの値:角度 10.0°・中心X 0.0 px・中心Y 0.0 px・サイズを固定 オフ

左:元の絵、右:角度 30°(ほかは初めの値) 角度が大きいほど長くぶれます。中心X・中心Yで回る中心を決めます。見本は、初めの 10° では小さい画面で見えにくいので 30° にしました。
放射ブラー
中心から外へ向かう向きにぼかします。
初めの値:サイズ 10.0 %・中心X 0.0 px・中心Y 0.0 px・サイズを固定 オフ

左:元の絵、右:サイズ 25 %(ほかは初めの値) サイズが大きいほど長くぶれます。中心X・中心Yで、広がる中心を決めます。見本は 25 % にしました。
方向ブラー
決めた向きの前後へぼかします。
初めの値:ぼかし度 100.0・角度 0.0°・サイズを固定 オフ

左:元の絵、右:ぼかし度 30・角度 90° 
左:角度 0°(縦にぼける)、右:角度 90°(横にぼける)。どちらもぼかし度 30 初めの角度 0° では縦にぼけ、90° で横にぼけます。初めのぼかし度 100 はかなり強いので、見本は 30 にしました。
片方向ブラー
決めた向きの片側だけへ、尾を引くようにぼかします。
初めの値:角度 0.0°・長さ 10 px

左:元の絵、右:長さ 80 px・角度 0°(右へ流れる) 
左:角度 90°(下へ流れる)、右:角度 180°(左へ流れる)。どちらも長さ 80 px 方向ブラーは前後の両側へぼけますが、こちらは片側だけです。初めの長さ 10 px では差が小さいので、見本は 80 px にしました。
境界ぼかし
アイテムの縁(透明との境目)だけをぼかします。
初めの値:ぼかし度 10.0

左:元の絵、右:ぼかし度 40 中の絵はぼかさず、縁だけがぼけます。見本はぼかし度を 40 にしました。
ぼかしマップ
ブラシの明るさで、場所ごとにぼかしの強さを変えます。
初めの値:ぼかし 50.0 px・サイズを固定 オフ

左:ブラシの見本(左が黒、右が白)、右:同じブラシでぼかし 100 px・サイズを固定 オン ブラシの暗い所はぼけず、明るい所ほど強くぼけます。見本は、ブラシを黒から白へのグラデーションにしました。
シャープ化
輪郭をくっきりさせます。
初めの値:シャープ度 0.0(0〜10)・しきい値 0.0 %

どちらも先にぼかし(ぼかし度 4)をかけた絵の一部を拡大。左:そのまま、右:シャープ度 10・しきい値 0 初めの値(シャープ度 0)では何も変わりません。いちばん強い 10 でも差は小さめです。